記事一覧
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シールド工事はどんな目的で行う工事?
シールド工事の目的は、一言で言えば「人々の暮らしを支えるためのトンネルをつくること」。 地上の交通や建物に影響を与えず、地下に新しい通路を作る。それがこの工法の最大の特徴です。 たとえば、広島市内のように道路や建物が密集している地域では、地上に新しいインフラを整備することは難しいですよね。 そんなとき、地中深くにトンネルを通すことで、交通渋滞を緩和したり、水道や電気、通信ケーブルなどを安全に通すことができます。 まず、発進立坑と到達立坑と呼ばれる縦穴を掘ります。そこからシールドマシンを組み立て、回転させながら地中を掘り進めていきます。 掘った後の空間にはコンクリート製の「セグメント」...
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シールド工事は誰でも工事に携われるの?
「シールド工事は未経験でもできるの?」という質問をよく耳にします。 答えは「できます」。実際、現場では未経験からスタートした人が大半です。 シールド工事は、道路や鉄道、水道、ガスといったライフラインを地下に通すための工事です。 誰もが安心して生活するために欠かせないインフラを支える仕事。体力や責任感が必要な場面はありますが、決し特別な人しかできない仕事ではありません。 現場に入ると、まずは安全教育からスタートします。作業内容はチームごとに分かれており、役割が明確です。 発進立坑の掘削・整備、シールドマシンの搬入・組立、掘削後のセグメント組立、そして機械の解体・搬出まで、一つひとつの工...
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シールドマシン設置に免許や資格は必要?
シールドマシン、名前を聞くだけで、なんだか特別な機械のように思えますよね。 実際、地下の奥深くを掘り進めて設置するその姿は圧巻です。この作業を行うには特別な免許が必要なんじゃないか?、と思う方も多いでしょう。 結論から言えば、シールドマシンの設置に専用の国家資格はありません。 けれども現場で働くためには、いくつかの必要な資格や「安全に関わる知識が求められます。たとえば、クレーンや玉掛け、フォークリフトなど、重機を扱う際の一般的な資格を持っているスタッフが大半です。 シールドマシンは、簡単に言えば「トンネルを掘るための巨大なロボット」。 先端のカッターフェイスと呼ばれる部分が土を削り、...
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「シールド工事」って土木工事と違うの?
ここではシールド工事が土木工事とどう違うのかお話しします。 一般的な土木工事では、オープンカット(地表を大きく掘り開ける)方式で工事を進めることも多いですが、シールド工事では、巨大な掘削機械であるシールドマシンを使い、地中を密閉された空間として掘り進めます。地上の交通や建物への影響を極力抑えながら、安全に作業を進めます。 シールド工事は、現場作業員としてトンネル内部の作業を担う方、バッテリーカーを運転して土を搬出する方、床上操作式クレーンで資材を運ぶ方、そしてシールドマシンを操作するオペレーターなどが活躍しています。 このように地上で主に活躍するのが土木工事で、地中の奥深くで活躍するのが...
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掘削機械の「シールドマシン」を使った作業とは?
私たちの仕事は、まずトンネルの「スタート地点」と「ゴール地点」を掘り起こすことから始まります。 これが「発進立坑」と「到達立坑」と呼ばれる場所です。 地下鉄や地下街など、地上の構造物の影響を避けるため、これらの立坑はかなり深く掘り下げられ、しっかりと整備されます。まるで、地下へと続く秘密基地の入り口のようです。 立坑の準備が整ったら、いよいよシールドマシンの登場。シールドマシンは、そのままでは地下に運べません。 部品ごとにクレーンで発進立坑へと降ろされ、そこで丁寧に組み立てられていきます。 準備が完了すると、シールドマシンによる掘削が始まります。 シールドマシンの先端にある巨大なカ...
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地下空間を造り出す「シールド工事」とは?
弊社は普段、目にすることのない地下の世界で、道路や鉄道、水道管やガス管、電気ケーブルなどを通すための「共同溝」といった重要なトンネルを造っています。 これらは、日々の暮らしや社会活動を支える、いわば「ライフラインの動脈」。 私たちが安全で確実なトンネルを造り出すことで、皆様の暮らしがより便利に、そして安全に守られているんですよ。 シールド工事の主役は、なんといっても「シールドマシン」という巨大な掘削機械。 このマシンが、地中をぐんぐん掘り進んでいく姿は圧巻の一言。 シールドマシンの先端には、硬い土でも岩でも切り進むことができる頑丈な刃がたくさん付いています。 そして、その後ろには強...
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